全ての金物の固定に使用。木材にΦ12の穴をあけておきドリフトピンをねじ込んで固定します。105用120用の2種類があります。
材質:S10C、三価クロメート処理6ミクロン。
TENON PIPE
木材を上下に取付する箇所に使用。ほぞパイプは2つの木材を、ホールダウン金物は3つの木材を固定します。パイプ太さは共通のΦ27.2㎜、必要耐力や材せいで長さを選びます。ドリフトピンで固定。梁受金物と合わせての使用も可能で、その場合はドリフトピンン用の穴にボルトを通します。
材質:SPP or SPPS380、カチオン電着塗装25ミクロン。
COLUMN BASE
柱脚部に使用。共通部材ATB-B(ベース)に パイプをセットして使用します。現場で金物を組み立てるため運搬しやすいです。組み立てた金物を基礎の上にセットし、基礎からのアンカーボルトをナットで固定。専用ワッシャで蓋をします。パイプに柱をおとし、ドリフトピンで固定します。アンカーボルトは2本使用。2本使用することで隅柱や扁平柱など、様々な納まりにも対応可能です。パイプ部にほぞパイプ金物同様、ボルトを通して土台などの横材の取付も可能です。
材質・パイプ:S45C、・ベース:SS400、・長穴ワッシャ:S45C、カチオン電着塗装25ミクロン。
FLANGE BOLTS
梁受金物取付に使用します。六角頭タイプと平頭タイプとあり、105用120用の各サイズがあります。ネジの先にナット付き梁受金物を用いることで、現場でナットを設置する必要がなく、施工が簡単にできます。
木材素地仕上げでボルトが表面表しとなる箇所に平頭フランジボルトを使用します。片側取付時には、ワッシャで補強します。
- ・フランジボルト 材質:S10A、三価クロメート処理6ミクロン
- ・ワッシャ 材質: SPHC カチオン電着塗装25ミクロン
TRUSS BLACKET
耐圧板を設けることができない箇所に使用します。耐圧板の代わりとして木材との接地面を増やす目的で用います。ピン及びトラスブラケット専用ピンを通し、HTB(高力ボルト)でピンと固定することで、一体となってタイバーからの張力に耐えます。主に、直接軒を出したい場合に使用。別に垂木を設けることなく軒を出すことが可能となるため、施工が簡単です。
BEAM RECEIVED
横材の取付に使用します。大きく4種類を用意しており、梁せいにあわせて使用します。巾60㎜・3㎜のスリット部分2枚と、Φ49のほぞ部分で構成された金物で、フランジボルトとドリフトピンで取付、横材を組み立てていきます。
木の加工部は、4㎜のスリット部とφ50のほぞ部のみで切込みがないため、空気の対流が少なく、結露もしにくいです。加工部の少なさから工場での作業も少なく扱いやすい金物です。先行ピンは、天端から75の位置(ATA-1以外)で設置。建て方時の木材の破壊を防ぎます。ボルトのネジの先にナット付梁受金物を設置するので、現場での施工が簡単です。上下回転させ逆使いでも使用可能。種類の少ない金物で横架材の構成が可能です。
材質:SPHC、カチオン電着塗装25ミクロン。
PLATE
各部補強材として用います。木材との接地面を増やすことを目的とした金物です。HTB(高力ボルト)でピンと固定、ピンと一体となってタイバーからの張力に耐えます。丸型と角型があり、使う箇所やタイバーのサイズで厚さや形が異なります。
山形トラスでタイバーシングルタイプの場合はクレビスを使用せず、タイバーを耐圧板のみで固定する使用方法もあります。その場合使用する耐圧板にはネジがきってあり、専用ナットで固定します。