• VOL.1 「ATAハイブリッド構法の開発」

 中大規模建築といえば「鉄骨」、と多くの方が考えられるのではないでしょうか。たしかに「鉄骨」のシステム建築は、合理化を図り低価格で市場を独占しています。
 「ATAハイブリッド構法」は経済的な大スパンのトラスを開発することで、「鉄骨」で独占されている中大規模建築市場に参入するため開発しました。
 価格競争に勝つために「ATAハイブリッド構法」では
① 一般流通材を使用
  安定した供給と強度・品質の基準を保った構造用集成材を使用。
② 規格化した金物を開発
  アーチ型トラス、山形トラス、張弦梁トラス、そのほかすべてのトラスに規格金物で対応、特注金物が不要です。
  金物が規格化されていることで、構造設計(計算)が合理化されます。
  加工を共通化することで、設備の軽減が可能です。
※ハイブリッドトラスは新しい構法ではありません。1903年ライト兄弟の世界初飛行した機体が「木」と「金属」のハイブリッドトラスで構成されていました。「ATAハイブリッド構法」はライト兄弟のハイブリッドトラスをヒントに開発しています。